2016年2月12日金曜日

日待祭について


だいたいお正月の3が日明けから各自治会各家々を回って夕方から執り行っているのがこの日待祭です。

自治会の人々や各家の一族が前もって定めた家に集まり、前夜から潔斎して日の出を待って拝む民族信仰です。

一般的に日待祭は夕日の降りの日待と朝日の昇りの日待の2回行われ夕方の夕日の降りの日待ちで神様を降ろし、次の日の早朝の朝日の昇りの日待にて神様にお帰り頂きます。夕日の日待祭以後酒宴を催し、去年の悪しきこと全てその酒宴で降りてきていただいた大神様に申告し、参加者全員で朝日を拝する事(清めと浄化)によって取り納めとなります。

太陽を拝がみ身を清めるというのは正に太陽信仰ひいては自然信仰のあらわれであり、かつての我々の祖先がいかに太陽(自然)に対して敬意を以って接していたのかよくわかる祭事です。

また新年迎えて初の家族以外の大勢の人達の交流の場であり去年の苦労話や悪しきことを神様と第三者の前で申告することによってそれにともなって発生する(もしくは発生した)喧嘩や遺恨を新年に引き継がせないようにするための場でもあったのかもしれませんね。


IMG_0636.JPG を表示しています

IMG_0636.JPG を表示しています

0 件のコメント:

コメントを投稿